豪ドル小動き、1-3月期GDP成長率は予想下回る
・1〜3月期GDPの前期比伸び率0.4%、予想0.5%
・個人消費伸び悩む
オーストラリア連邦統計局が5日発表した2019年1〜3月期の実質国内総生産(GDP)の前期比伸び率は0.4%と、市場予想の0.5%を下回った。
外国為替市場でオーストラリアドルはGDP発表直後に主要通貨に対して売られたものの、すぐに発表前の水準に戻す展開だった。
豪ドルの対円相場は一時75円台半ば付近まで下げたが、その後75円台後半で取引されている。
また、豪ドルは対米ドルで発表後に0.6980米ドル付近まで売られた後、0.70米ドルの節目付近まで水準を小幅に切り上げた。
個人消費の寄与が低迷
1〜3月期GDPの伸びへの寄与が最も大きかったのは政府支出と純輸出でそれぞれ0.2%。
一方、GDPの6割弱を占める個人消費の伸びへの寄与は0.1%にとどまった。所得の伸びの低迷と、国内の多くの地域で住宅価格が下落したことによる資産効果の剥落が背景にある。
統計局は発表文で、家具や住宅設備、レクレーション、カルチャー、ホテル、レストランなどへの支出が減少したことを反映したものだ、との見解を示した。
対前年比で09年以来の低い伸び
1〜3月期のGDP成長率は前年比で1.8%と、09年7〜9月期以来の低い伸びとなった。市場の予想とは一致した。
18年10〜12月期の前期比伸び率は0.2%で、当初発表から改定されていない。10〜12月期の成長率は前年比で2.3%。
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は4日の理事会で、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを1.50%から過去最低の1.25%に引き下げた。中銀は声明で、19年と20年の成長率をおよそ2.75%と予想しているとの見方を示した。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。