ドルが108円台、4カ月ぶり安値 メキシコペソも大幅安
・米、メキシコ製品に5%関税賦課
・メキシコペソ、一時5.55円割れ
31日午後の外国為替市場でドルの対円相場が108円台に下落。午後3時過ぎに108.87円まで売られ、2月1日以来約4カ月ぶりのドル安水準を付けた。米中貿易摩擦に加え、米国とメキシコとの間の貿易摩擦が懸念され、リスク回避を目的に円に買いが集まった。
日本株の下落もドル売り・円買いにつながった。日経平均株価は前日比341.34円(1.63%)安の2万0601.19円で引けた。
トランプ米大統領は日本時間午前8時半に「メキシコを通じた不法移民の流入が止まるまで、米国は6月10日をもってメキシコからの全製品に5%関税を課す」とツイッターに投稿。ホワイトハウスは声明で関税率は段階的に引き上げられ、10月1日に最高25%まで達する可能性あると発表した。
トランプ氏の投稿の前、ドル・円は109円台後半で推移していた。
一方、中国はトランプ政権による貿易制裁の対抗措置として、レアアース(希土類)の対米輸出規制に言及している。レアアースはハイテク機器や防衛品などの部材に不可欠の素材で、米国の輸入の約8割は中国からのもの。
メキシコペソの対円相場はトランプ氏のツイートとともに急落。5.55円を一時割り込み、年初のフラッシュ・クラッシュ以来約5カ月ぶりの安値を付けた。朝方は5.71円付近にあった。
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