ドルが111.49円まで売られる 米朝核協議継続に懸念
・タス通信が北朝鮮高官の発言伝える
・午前の高値は111.90円
15日午後の外国為替市場でドルが対円で午前の高値から反落。北朝鮮の外務省高官が米国との核協議停止を検討しているとロシア・タス通信が伝えたことで、リスク回避目的のドル売り・円買いが進み、一時111.49円の安値を付けた。
午後1時42分現在、ドルは対円で111.67~68円で推移している。
ドルは午前中、111.90円まで買われていた。日銀の金融政策発表を前に、米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)と同様に、緩和の強化に前向きな姿勢が示されるとの見方が市場に広がり、ドル買い・円売りがみられた。
しかし正午前、日銀が大規模な金融緩和策を「現状維持」とすることを決めたと伝わると、持ち高調整のドル売り・円買いで高値を離れた。
タス通信によると、北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官は15日、平壌での記者会見で、北朝鮮は米国との核協議を停止することを検討していると発言した。北朝鮮は米国の要求に屈するつもりも、そうした交渉を持つつもりもないと話したという。
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