ポンドが一時138円台、4カ月ぶり安値 メイ首相が24日辞任表明との報道で
・対ドルで1.26ドルちょうど付近まで下落
・英紙タイムズが伝える
23日の外国為替市場で英ポンドが主要通貨に対して急落している。メイ英首相が24日に早期辞任を表明すると英紙タイムズが23日報じたことが背景にある。
日本時間午後3時過ぎに一報が伝えられるとポンドは急速に値を下げ始めた。ポンドは対米ドルで報道前1.26ドル台半ばにあったが、4時過ぎに1.26ドルちょうど付近まで売られ、約4カ月半ぶりの安値を付けた。
ポンドは対円では139円台半ばから売られ始め、午後4時過ぎに138円台に突入。1月中旬以来の安値を付けた。その後、139円台に戻している。
メイ首相は24日、与党・保守党の下院議員幹部と会談する予定で、その際に辞意を伝える見通し。後任が選出されるまで首相職にとどまるという。
欧州連合(EU)からの離脱に関する2度目の国民投票の可能性に言及した後、首相を支える立場の保守党から辞任を求める声が急速に高まった。
首相はこれまで6月上旬に辞任の時期について明らかにすると述べていた。
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