ポンドが対円で1カ月ぶり安値 EU離脱修正案採決控え
・離脱修正案は否決との見方
・ポンド、対ドルでも1カ月ぶり安値
11日午後の外国為替市場でポンドが円やドルに対して下げている。12日に英議会で採決されるメイ首相提案の欧州連合(EU)離脱修正案が否決されるとの見方が背景にある。
ポンドは対円で午前中、ほぼ1カ月ぶりの安値となる143円台後半まで下落。午後は幾分買い戻され、午後4時25分現在は144.46~52円で推移している。
ポンドは対ドルでも1.29ドル台半ばまで下げ、ほぼ1カ月ぶりの安値を付けている。現在は1.30ドル付近で取引されている。
離脱修正案採決
今月29日のEUからの離脱期日が迫るなか、メイ首相は12日にEUとの離脱協定案の修正案を議会に諮る。
英議会が修正案を承認しなかった場合、首相は13日に期日通りの合意なき離脱の是非を問う。現時点ではこれも否決されるとみられている。
実際に否決された場合は、14日に期間を限定した離脱の延期を採決にかける。ここでようやく賛成多数となる見通し。
ただ、離脱の延期にはEUの合意も必要となる。
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