ドル・円が一時112.17円、昨年12月以来の4カ月ぶり高値
・日米交渉で為替条項の議論なされず
・日経平均の堅調もドル支援
外国為替市場でドル・円相場は午後5時現在、112円ちょうど付近で推移している。午前中に112.17円まで上昇し、昨年12月20日以来約4カ月ぶりに高値を更新した。一方、午後は動意薄となっている。
ワシントンで行われていた日米通商交渉で、市場が注目していた為替条項に関して突っ込んだ議論がなされなかったことで、市場の円高警戒感がやや薄まり、朝方はドル買い・円売りが進んだ。
交渉に臨んだ茂木敏充経済再生担当相は、為替問題は財務相間で議論すると交渉で伝えたと発言した。
その後も、株式市場で日経平均株価が堅調に推移したことや、1~3月期中国の国内総生産(GDP)が予想を上回ったことなどを受け、ドルが終始下支えられる展開だった。
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