豪ドル、対円などで下落 中国PPIが前年比横ばい
・中国PPI、16年8月以来の低水準
・豪ドル、対米ドルで3週間ぶり安値
10日午前の外国為替市場でオーストラリアドルが対主要通貨で下落している。中国国家統計局が日本時間午前10時半に発表した6月の生産者物価指数（PPI）が予想を下回る内容となり、中国経済と関係の深いオーストラリアの通貨が売られた。
豪ドルの対円相場は中国の経済統計発表後に75.35円付近まで下落。昨晩の米ドル買い・円売りの流れのなかで付けた安値75.30円を試す展開となっている。
また、豪ドルは米ドルに対して0.6920米ドルを割り込み、約3週間ぶりの安値を付けた。
6月の中国PPIは前年比変わらず。2016年8年以降では最も低い水準となった。市場は0.3％の上昇を予想していた。5月は同0.6％の上昇だった。
一方、6月の中国消費者物価指数（CPI）は同2.7％上昇した。市場予想と同水準で、前回発表時の同2.7％上昇からペースを維持した。
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