豪ドル、一時76円台乗せ 朝高後に値を消す
・米国が対中追加関税の発動延期
・対ドルでは2カ月ぶりの0.7030米ドル台
1日の外国為替市場で豪ドルが主要通貨に対し堅調。6月29日に開催された米中首脳会談で中国への追加関税の発動が先送りされたことや、30日に行われた米朝首脳会談で非核化協議の再開に両首脳が合意したことで市場がリスクオンに傾き、この日朝方にチャート上に窓を開け、数週間ぶりの高値まで上昇した。
ただ、上げが一服すると早々上げ幅を消し、中国の軟調な統計などに下押された。
豪ドルの対円相場は、米ドル・円相場の動きに追随し、76.00円付近で窓を開けて取引を開始。その後、76.20円付近まで上昇し、5月21日以来の高値を付けた。
しかし、その後はじりじりと水準を下げる展開。午前10時半に発表となった中国製造業統計が弱い内容になると、窓の下限である75.80円を割り込み、支持線の75.60円方向に軟化した。
また、豪ドルの対円相場で朝方、約2カ月ぶりの高値となる0.7030米ドル付近まで上昇した。しかしその後は売りが優勢となり、中国統計が発表になると、0.70ドルの節目を一時割り込んだ。
財新中国製造業PMI
中国メディアの財新と英調査会社IHSマークイットが1日午前10時半に発表した中国の6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.4となり、前月の50.2から0.8ポイント低下した。
市場は50を予想していた。景気判断の境目となる50を4カ月ぶりに下回った。
市場はオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が7月2日の理事会で政策金利のオフィシャルキャッシュレートを引き下げる可能性を75%織り込んでいる。現行水準は過去最低の1.25%。
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