豪ドル下落、77円台半ばに 中銀が18~19年度GDP成長率予想引き下げ
・18~19年度GDP成長率予想、3.25%から2.5%に
・19~20年度予想も3.25%から2.75%に修正
8日の外国為替市場でオーストラリアドルが下落している。オーストラリア準備銀行(中央銀行)がこの日発表した金融政策の四半期報告で、2018~19年度(18年7月~19年6月)の国内総生産(GDP)成長率予想を従来の3.25%から2.5%に下方修正したことを受けたもの。
豪ドルの対円相場は、9時30分に四半期報告が発表されると、それまでの77円台後半から、77円台半ばまで下落した。現在、77.50円付近で推移している。
対米ドルでは0.71米ドル付近から、0.70米ドル台半ばまで売られた。
中銀は19~20年度のGDP成長率予想も従来の3.25%から2.75%に下方修正した。
18~19年度の消費者物価指数(CPI)は1.25%と予想している。
中銀のロウ総裁は6日、過去1年間は次の金利の動きは下方向よりも上方向となる可能性が高かったが、現時点ではその可能性はより均衡しているようだと述べた。
総裁は、失業が増加し、インフレ停滞が続く場合は利下げを行う可能性があるの見解を表明した一方、雇用と賃金が増加するなら、政策金利を引き上げる可能性もあると述べた。
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