豪ドル、78円台半ばで底堅い 1～3月期の豪PPIは予想下回る
・通貨の安定維持するとの習主席発言が支え
・対米ドルでは0.70米ドル台前半
26日の外国為替市場でオーストラリアドルが対円で78円台半ば付近で底堅く推移している。1～3月期の豪生産者物価指数（PPI）が予想、および前回の水準を下回り、上値が重くなる場面があったが、中国の習近平国家主席が人民元の安定を維持すると述べたことが支えになった。
午後1時20分現在、豪ドルは対円で78.40円付近で推移している。
また、豪ドルは対米ドルでは0.70米ドル台前半で取引されている。
日本時間午前10時半に発表となった1～3月期PPIは前期比+0.4％となり、市場予想の+0.6％を下回った。また、2018年10～12月期の+0.5％も下回った。
前年同期比では+1.9％。2018年10～12月期の2.0％から低下した。
一方、26日に北京で開催された「一帯一路」フォーラムで習主席は、中国は他国を損ねる通貨安には従事せず、世界経済を支援するため人民元の安定を維持すると述べた。主席はまた、人民元相場を合理的で均衡した水準に維持すると語った。
オーストラリアは中国と経済的に結びつきが強いことから、習主席の発言は豪ドルにとって支えになった。
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