豪ドルが78円台に下落 中銀が政策金利据え置き
・オフィシャル・キャッシュレート1.5%で据え置き
・豪ドル、0.70米ドル台後半に下げる
2日午後の外国為替市場でオーストラリアドルが対円や対米ドルで下落している。オーストラリア準備銀行(中央銀行)がこの日の政策理事会で金利の据え置きを発表した後、売られる展開となった。
中銀は日本時間午後零時半、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートを1.5%で据え置くと発表した。
中銀政策理事会は声明で、国内総生産(GDP)のデータは、労働市場のデータよりも経済のより軟調な状況を示していると表明。家計の実質可処分所得は長期にわたり低調に推移しており、住宅市場の調整の影響が家計の消費の伸びに及んでいるとの見方を示した。
中銀の声明がハト派的であったことや、米長期金利の上昇を受け、豪ドルは対米ドルで下落。中銀が政策金利の据え置きを発表した後、0.71米ドルを下回った。
対米ドルでの動きに追随し、豪ドルは対円でも下落。午前中は79円台前半で推移していたが、中銀の発表後に79円を割り込んだ。
午後5時20分現在、豪ドルは対米ドルで0.70米ドル台後半、対円で78円台後半で推移している。
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