豪ドルが78円付近に上昇、金利据え置きで買い戻し
・政策金利1.50%に据え置き
・19年と20年の豪経済成長率2.75%に
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は7日、政策理事会を開催し、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを1.50%に据え置くことを決定した。市場の一部で利下げが予想されていたことで、発表後は豪ドルを買い戻す動きが広がった。
日本時間午後1時半に中銀が金利の据え置きを発表した後、豪ドルは対円で77円台前半から78円ちょうど付近まで上昇した。
また、豪ドルは対米ドルで0.69米ドル台後半から0.70米ドル台半ば付近まで上昇した。
中銀は声明で「経済には依然として余裕がある」、「1~3月期のインフレは予想よりも顕著に低い」とし、また「インフレ目標との合致には、労働市場のさらなる改善が必要」、「家計の消費や下落する住宅価格などが依然として国内の不確実要因」、「住宅市場の状況は依然として軟調」と述べた。
さらに、「19年と20年の成長率は2.75%」、「基調インフレは19年は1.75%、20年は2%」との予想を示した。
為替相場については「豪ドルの水準は最近の狭いレンジの下限にある」との見方を示した。
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