豪ドルが上昇、対円で79円台 3月の財新中国製造業PMIを好感
・3月の財新中国製造業PMI、50上回る
・日銀短観、大企業製造業の景況感悪化
1日の外国為替市場でオーストラリアドルが対円や対ドルで上昇している。中国で発表された経済指標が堅調な内容だったことで、中国経済と関係の深い豪ドルが買われる展開となった。
豪ドルは対円で早朝の78円台後半から79円台前半まで上昇した。
また、豪ドルは対米ドルでは早朝の0.71米ドルちょうど付近から0.71米ドル台半ばまで買われた。
中国で日本時間午前10時45分に発表となった3月の財新製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8となり、前月比で0.9ポイント上昇。昨年7月以来の高水準だった。景気判断の境目となる50を4カ月ぶりに上回った。
また、日銀が朝方に発表した3月調査の企業短期経済観測調査(短観)で大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス12となり、前回の昨年12月調査から7ポイント悪化したことが、円の弱材料となった。悪化は2四半期ぶりで、悪化幅は2012年12月調査以来、6年3カ月ぶりの大きさだった。
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