豪ドルが79円台前半に下落、CPIの前期からの低下を予想
・対円で約2週間ぶり安値
・対米ドルで0.71米ドル台割れ
24日の外国為替市場でオーストラリアドルが対円で79円台前半まで下げている。間もなく発表となる1~3月期の豪消費者物価指数(CPI)が前期から低下するとの予想を受け、早期の利下げを見込んだ豪ドル売り・円買いが優勢となっている。
日本時間午前10時半に発表となる1~3月期CPIの予想は前期比+0.2%、前年同期比+1.5%。2018年10~12月期の前期比+0.5%、前年同期比+1.8%からの低下が予想されている。
オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)が先に公表した4月理事会の議事要旨は、インフレ率が低水準を維持し失業率が上昇し続けた場合には利下げが適切になる一方、金利を目先変更する強い根拠はないとの内容。市場予想よりもハト派色が強かったことで、公表後に豪ドルが売られた。
豪ドルはこの日の東京市場の朝方に79円台前半まで売られ、約2週間ぶりの低水準を付けた。
豪ドルは対米ドルでは0.70米ドル台後半まで下落。8日以来の0.71米ドル台割れとなった。
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