豪ドルが堅調維持 80円台前半
・豪利下げ観測が後退
・米中協議、最終局面か
15日の外国為替市場で、豪ドルは対円で堅調に推移。12日の海外市場で80円台半ばまで上昇し、週明けの東京市場でも80円台前半で推移している。
80円台で取引されるのは昨年12月下旬以来。
豪準備銀行(RBA、中銀)のデベル副総裁が先週の講演で明確な緩和姿勢は示さなかったことで利下げ観測が後退し、豪ドルは買われやすい状態にある。
こうしたなか、ムニューシン米財務長官が13日、米中貿易協議議が最終ラウンドに近いことを期待していると発言したことも、中国経済との関連性の高い豪ドルの買い材料になっている。
ムニューシン長官とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は今週、中国の劉鶴副首相と電話協議を行う予定であることが伝えられている。
週明けの中国株の反発も豪ドルを支えている。上海総合指数は日本時間9時58分現在、1.7%高となっている。
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