豪ドル弱含み、中銀議事要旨「労働市場に改善なければ利下げが適切」
・ハト派の印象残す
・対円で76.10円前後まで軟化
21日の外国為替市場でオーストラリアドルが円や米ドルに対して弱含みで推移。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は公表した今月7日の金融政策会合の議事要旨で、労働市場にさらなる改善がみられない場合は利下げが適切だろうとの見解を示した。
日本時間午前10時半の議事要旨の発表後、豪ドルは対円で76.10円前後まで軟化した。また、豪ドルは対米ドルで0.6905米ドル付近まで水準を引き下げた。
中銀はまた、当面は労働市場を注視することが重要だと表明した。
さらに、第1四半期のインフレは予想よりも顕著に低かったとし、住宅市場がディスインフレ効果を及ぼしていると指摘した。
加えて、家計の消費の伸び、および世界景気は「下方向に傾いている」との見方も表明。全体としてハト派の内容との印象を残した。
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