豪ドル・円、今週の高値圏でもみ合う 米中首脳会談控え様子見
・豪ドル、対米ドルで7日以来の高値
・米中会談「生産的なものになるだろう」とトランプ氏
明日29日開催の米中首脳会談を前に、トランプ米大統領による硬軟織り交ぜた発言が報じられるなか、オーストラリアドルの対円相場は今週の高値圏でもみ合う展開。市場参加者は首脳会談の結果を見極めたいとして、様子見の姿勢をとっている。
豪ドルの対円相場は27日午後に75.60円付近まで上昇した後、この水準と75.30円の間の狭いレンジで小刻みに推移。
今週初めは豪中銀による追加緩和の観測から、74円台前半で取引されていた。
また豪ドルは対米ドルで、27日のアジア時間の取引で上値抵抗線となっていた0.70米ドルを夜間に突破し、28日午後に0.7015米ドル付近まで上昇。今月7日以来の高値を付けた。
トランプ大統領は28日午後、ブラジルのボルソナロ大統領との会談の冒頭で米中首脳会談について「生産的なものになるだろう。とてもエキサイティングな1日になると確信している」と述べ、「双方にとって良好な結果になるよう願う」と語った。
一方でトランプ氏は「中国への追加関税を先送りすることは約束していない」とも述べている。
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