豪ドル・円、朝高後に軟化 企業信頼感指数が低下
・一時、3営業日ぶり高値
・NAB企業景況感指数は上昇
9日の外国為替市場で豪ドルの対円相場が朝高後に軟化。この日発表となった大手銀行の6月の企業信頼感指数の低下を嫌気し高値を離れた。
朝方、米ドル買い・円売りの動きに追随して豪ドルの対円相場も強含み、75.90円付近まで上昇。3営業日ぶりの高値を付けた。
米ドルの対円相場の上昇は、8日の米金利上昇による日米金利差の拡大見通しを受けたもの。日経平均株価の上昇を背景とした円売りもみられ、一時108.89円付近の5月末以来のドル高・円安水準を付けた。
しかし、米ドルが円に対して強い地合いを維持する一方、豪ドルの対円相場は朝方の高値を離れた。午前10時半の前述の経済指標発表後に一時、75.70円を下回った。
その後いったん反発する場面があったものの、正午頃には75.70円を再度割り込む展開となった。
企業景況感指数
ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)がこの日発表した6月の企業景況感指数はプラス3となり、5月から2ポイント上昇した。5月は前月比で2ポイント低下していた。
一方、企業信頼感指数は逆の動きとなり、5月から5ポイント低下してプラス2となった。5月は前月比で7ポイント上昇していた。
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