ポンドが対円で上昇 英首相が離脱案でEUから修正獲得
・朝方に147円台後半
・12日に議会承認得られるかは不透明
12日の東京株式市場でポンドが対円やドルで上昇。メイ英首相が欧州連合(EU)離脱協定を強化する法的拘束力のある修正をEUから獲得した、との英閣僚発言が日本時間早朝に伝えられたことが背景。
ポンドは対円で朝方に147円台後半まで上昇。メイ首相のEU離脱修正案が否決されるとの見方が強かった11日午前には143円台後半まで売られていた。
午前11時28分現在、147.19~25円付近で取引されている。
ポンドは対ドルでは11日午前の1.29ドル台半ばから水準を切り上げ、朝方に1.32ドル台後半まで買われた。
メイ首相が、EU離脱協定を改善する法的拘束力のある修正をEUから確保したとリディントン内閣府担当相が現地時間11日、議会に明らかにしたとの報道でポンドは上昇した。
離脱案見直しでEUと合意
日本時間午前には、EUと協議するためにフランス・ストラスブールの欧州議会に出向いていたメイ首相が、離脱協定案のうち最大の懸案であるアイルランド国境管理問題に関する条項についてEUのユンケル欧州委員長と「法的に拘束力を持つ修正」で合意したと明らかにした。
国境間で自由往来を保つ方策が見つからない場合に備えた「安全策」を盛り込んだ離脱協定案に追加する法的文書、および将来関係の大枠を定めた政治宣言を補完する声明に両者は合意した。
両者が合意した共同文書では、EUが英国を永続的に安全策に拘束し続けないとする方針を確認。英・EUで安全策を巡り争いが生じた場合には、独立した第三者の仲裁機関で紛争を処理することを盛り込んだ。
もっとも、EUは大幅譲歩を受け入れず、仲裁機関での紛争処理を除けば英・EUが従来確認してきた内容にとどまる。メイ首相は合意文書を追加した離脱案を12日に英議会下院に諮るが、承認が得られるかは不透明だ。
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