豪ドル円の上値重い、中銀の利下げ後に買い先行も
・利下げ発表後に75円台半ばまで強含む
・政策金利、過去最低の1.25%に
オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は4日、理事会を開催し、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを1.50%から過去最低の1.25%に引き下げた。外国為替市場では利下げが広く予想されており、オーストラリアドルが売られていたことから、発表後は豪ドルが買い戻される展開。しかし、それも長続きせず、豪ドルは再度上値が重くなった。
豪ドルの対円相場は利下げ発表後、75円台半ばまで強含む展開。ただ、その後は75.20円付近まで値を下げている。
また、豪ドルは対米ドルでいったん0.6990米ドル台まで上昇した後、0.6960米ドル台まで売られている。
中銀のロウ総裁は声明で、雇用の伸びを支えるため、またインフレは中期目標と一致するとの確信を高めるため、理事会は今回の決定を下したと表明した。
さらに、世界経済の見通しは依然として妥当であるが、貿易紛争によりもたらされる世界経済へのダウンサイドリスクが増加しているとの見解を示した。
また、2019年と20年のおよそ2.75%の成長が、引き続き、豪経済に関する中心的なシナリオだと述べた。
インフレ動向については、最近のインフレは予想よりも低くなっており、インフレ圧力が経済の多くで抑制されていることを示唆しているものの、インフレは依然として上昇すると予想され、原油価格の上昇により、4~6月期は押し上げられるだろうとの見方を示した。
ロウ氏は16年9月に総裁に就任。同氏の下での初めての利下げとなる。市場では中銀が年内に少なくとも2回の利下げを実施し、政策金利を1.00%まで引き下げるとの見方が多い。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。