ポンドが対円で上昇、英野党党首が再国民投票の支持明言
・対ドルでは1.31ドル台前半に上昇
・労働党、一部議員は再投票に反対
26日午前の外国為替市場でポンドが円に対して上昇。英野党労働党のコービン党首が、欧州連合(EU)離脱の混乱を回避するための2度目の国民投票の実施を支持すると明言し、ポンドが買われた。
コービン党首のこの発言でポンドはニューヨーク市場で対円で145円台半ばまで急速に上げ幅を拡大。東京市場では朝方、145.80円台まで買われた。午前10時現在は145.70円付近で推移している。
ポンドは対ドルでも上昇し、午前10時現在1.31ドル台前半で取引されている。
コービン党首は25日、党として2度目の国民投票の実施を支持するとの声明を発表。これまで、2度目の国民投票を支持するかどうか明言していなかった。
一方、労働党内で足並みがそろうかは不透明。2016年の国民投票で「離脱」を選んだ選挙区出身の議員は再投票に反対を表明している。
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