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英国の政治動向と米国の企業決算

今週の焦点は英国の政治動向と米国の決算となるでしょう。注目ポイントは?本日のドル円とユーロドルのチャートポイントは?マーケットレポートをご参照ください。

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Analysis Highlights

・英国政治と米ドル安

14日の海外外為市場では明確な方向感は見られず。次の材料待ちとなっている。その材料として今週注目すべきは英国政治の動向と米国企業の決算となろう。前者の焦点は、欧州連合(EU)と合意したEU離脱案を巡る議会採決とその後の政治動向である。この点については直前まで情報が錯綜しているが、現時点では否決される公算が高い。実際に離脱案が否決される場合、英国政府は議会開会日で「3日以内」に代替案を提出することを迫られる(法的拘束力はない)。また、野党労働党が内閣不信任案を提出する展開もあり得る。どちらにしても英ポンド相場にとってはネガティブ要因だが、通貨オプション市場では現状、英ポンド売り圧力が高まる可能性は示唆されていない。コールは上昇基調にあり、且つリスクリバーサルも昨年11月後半以降からの反発基調を維持している。この主因は米ドル安にあると考えられる。この動向は英ポンドだけでなく、ユーロや主要な新興国通貨(除トルコリラ/インドルピー)にも共通している。よって、議会採決により英国政治が混乱しても英ポンドの下落幅は限定的と想定している(対米ドル)。目先、下値の焦点は1.27台の維持となろう。

・本格化する米企業決算

本日のドル円は売り買い交錯を想定している。だが、通貨オプション市場でリスクリバーサルが低下傾向にある点を考えるならば、警戒すべきはダウンサイドリスクとなろう。このリスクを高める要因として注視すべきは、今週のもうひとつの材料である米企業決算である。主要企業の景況感(先行き)対する警戒レベルが焦点であることはこのレポートで指摘済み。本日以降、先行きに対する厳しい見方示され、且つ業績予測の下方修正が散見されるならば、米株は上値の重い展開となり、長期金利の反発圧力も後退しよう。外為市場では、米ドル安が続くと同時に円高圧力が高まろう。目先、ドル円の下値焦点は107円台の維持となろう。107.76(1/10安値)、およびビッドが観測されている107.50の攻防を注視したい。尚、107.00にもビッドの観測あり。一方、上値の焦点は109.00前後の攻防となろう。108.90にはストップ、109.00にはオファーがそれぞれ観測されている。
一方、ユーロドルは、英国の政治リスクがユーロポンドをサポートし、その影響がユーロドルの底堅さに影響する展開を想定したい。下値の焦点は今月8日以降、サポートラインとして意識されている10日MA(1.1450前後)となろう。一方、上値の焦点はプロジェクション61.80%の水準1.1585の突破となろう。1.1440から1.1410にかけては断続的にビッドが観測されている。一方、1.15ミドル前後および1.1570にはオファーの観測あり。

【チャート1:英ポンド相場の動向】

GBPUSD コール リスクリバーサル

【チャート2:ドル円】

ドル円 USDJPY

【チャート3:ユーロドル】

EURUSD ユーロドル

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