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焦点は引き続き米金利の動向

今週も米長期金利の動向が外為市場のトレンドを左右すると考えています。その米金利は指標データ次第でトレンドが左右されると思われますが、良好な指標データに対して感応度が鈍ってきているのが気になります。マーケットレポートをご覧ください。

Source:Bloomberg

Analysis Highlights

・焦点は引き続き米金利の動向

15日の米国株式市場は後半に下げ幅を縮小すると、主要3指数がそろって過去最高値を更新した。中国の4-6月期GDPが前年同期比6.2%と、統計を遡れる1992年以降で最低となったにもかかわらず米株が最高値圏での攻防を維持している状況は、FEDインパクト(=利下げスタンスのインパクト)がいかに大きいかを物語っている。警戒水準の20ポイント以下で安定的に推移している各ボラティリティ指数(VIX / VXN)もこの点を示唆している。米株高トレンドが続く限り、他の主要な株価指数も大きく崩れる可能性は低いだろう。引き続き株高の維持を想定する場合、外為市場のトレンドは米長期金利(以下米金利)の動向に左右されよう。その米金利のトレンドは引き続き米指標データ次第と予想する。本日の6月小売売上高をはじめ、良好な指標データが続けば、金利の低下圧力が後退することで米ドル相場のサポート要因となろう。だが、12日の6月生産者物価指数(PPI)や15日の7月NY連銀製造業景気指数が市場予想を上回っても米金利の反応が限定的であった事実を考えるならば、米債券市場は次第にFOMCモードへシフトしていることがうかがえる。中国の景気減速懸念が台頭している現状も考えるならば、目先は2.19%前後を上限と想定する。だが、米指標データ次第ではその手前の2.15%前後でキャップされる可能性がある。良好な指標データが確認されても後者の水準(2.15%前後)で金利の反発圧力が抑制されるならば、「株高/米金利の低空飛行」が意識され、外為市場では新興国通貨や資源国通貨が対米ドルで堅調地合いを維持しよう。ドル円は株高よりも米金利低下の影響により、109.00前後で上値の重い展開を予想する。ユーロドルは1.1150-1.1400をコアレンジと想定し、米金利の動向次第でトレンドが左右されよう。

【米長期金利】

USDJPY ドル円

ドル円とユーロドルの展望

今週のドル円は107.00-109.00をコアレンジと想定。トレンドは米金利の動向次第となろう。株高と米金利の反発が同時に発生する局面では、今月12日高値108.60の突破が焦点となろう。108.90および109.00にはオファーが観測されている。一方、「株高/米金利低下」の局面では売り優勢ながらも108.00を挟んだ売り買い交錯相場を予想する。警戒すべきは株安と米金利の低下が同時に発生する場合である。このケースでは、レンジの下限107.00の再トライを予想する。下方ブレイクする場合は、先月25日安値106.77の維持が焦点となろう。107.00にはビッドの観測あり。
今週のユーロドルは1.1150-1.1400をコアレンジと想定。米金利の低下局面が多く散見される場合は21日MA(1.1286前後)の突破が焦点となろう。このMAの突破に成功する場合は、1.13台の攻防シフトを意識したい。一方、良好な指標データを背景に米金利の反発基調が続く場合は、1.1106(5/23安値)を起点とした短期サポートライン(今日現在1.1206前後)の維持が焦点となろう。このラインの下方ブレイクは、重要サポートポイント1.1180レベルをトライするシグナルと想定する。1.1280および1.1290にはオファーが観測されている。1.1200-1.1180のゾーンにはビッドが並んでいる。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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