NZドルが対円で1週間ぶり高値、金利据え置きで 豪ドルもつれ高
・市場は利下げを予想
・2020年まで現行水準維持との見通し
13日の外国為替市場でニュージーランドドルが上昇している。対円で1週間ぶりの高値を付けた。NZ準備銀行(中央銀行)が午前中、政策金利を据え置き、また2020年まで維持すると発表したことを受けたもの。
中銀は政策金利(オフィシャルキャッシュレート)を年1.75%に据え置くとしたうえで、19~20年にかけて金利を現在の水準で維持するとの見通しも維持した。16年11月に利下げをして以降、中銀が金利を据え置くのは15会合連続。
中銀はまた、20年12月の金利水準を1.84%と予想。これまでの予想の2.0%から下方修正した。
市場は利下げを予想
中銀が利下げを決定する可能性が高いとの見方からNZドルは前日にかけて売られており、金利据え置きの発表後は買い戻される展開となった。
対円では74円台前半から75円台後半まで上昇。今月6日以来の高値を付けた。現在は75.80円付近で推移している
対米ドルでも同様に1週間ぶりの高値となる0.68米ドル台半ばの水準を付けた。
オーストラリアドルもNZドルに上昇につれ高となり、対円で朝方の78円台前半から78円台後半まで買われている。現在は78.90円付近で推移している。
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