NZドルが上昇、中銀が金利据え置き 豪ドルもつれ高
・政策金利1.50％に据え置き
・対円で半月ぶり高値
26日の外国為替市場でニュージーランドドルが主要通貨に対して上昇している。ニュージーランド準備銀行（RBNZ、中央銀行）はこの日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の1.50％に据え置いた。
日本時間午前11時に中銀が金利据え置きを発表した直後、NZドルの対円相場は71円の節目を割り込んだ。しかし、早々に反発に転じ、半月ぶりの高値となる71.58円まで上伸した。
また、NZドルは対米ドルでいったん0.66米ドルを割り込んだ後、今月上旬以来の高値となる0.66米ドル台後半まで上値を追った。
NZドルの対円での上昇は、オーストラリアドルの対円相場にも波及した。豪ドルは74.90円付近まで上昇し、今月14日以来の高値を付けた。
中銀は声明で「世界経済見通しの悪化や足元の国内成長低迷のリスクを踏まえると、われわれが引き続き目標を達成するためには、いずれ政策金利の引き下げが必要になる可能性がある」とした。
市場では次回8月7日の会合での1.25％への利下げの確率が約75％織り込まれている。中銀は5月8日にオフィシャルキャッシュレートを1.75％から1.50％に引き下げていた。
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