コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

リスク選好の継続は米中指標データと四半期決算次第

今週の焦点は正常なリスク選好相場、つまり株高のみのリスク選好相場ではなく、株高と金利の上昇が同時に発生するリスク選好相場の継続にあります。その鍵を握るのが米中指標データと米国企業の四半期決算となるでしょう。ドル円とユーロドルの焦点は?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Analysis Highlights

・リスク選好の継続は米中指標データと四半期決算次第

機関投資家のベンチマークであるS&P500指数は、半年ぶりに節目の2,900ポイントの突破に成功。昨年9月21日に付けた過去最高値2,940.91を視野に入れる展開となっている。原市場のボラティリティを確認すると、10%前後で推移しており、ボラティリティが再び拡大するであろう6%までまだ余裕がある。S&P500指数の最高値更新は、米中指標データと四半期決算の内容次第である。これらが総じて市場予想を上回る場合、米株全体に上昇圧力が高まろう。また、良好な米中指標データは米長期金利(以下米金利)の押し上げ要因でもあり、再び2.7%台の水準を目指す展開を予想する。米国市場が正常なリスク選好(=株高/金利上昇)となれば、ドル円は昨年10月高値114.54を起点とした短期レジスタンスラインのトライを想定する。一方、ユーロドルは米金利の上昇が意識され上値が抑制されよう。だが、1.12割れで変則的ながらもダブルボトムを形成し、且つ短期サポートラインが形成されている状況も考えるならば、テクニカルはユーロドルの緩やかな反発維持を示唆している。また、通貨オプション市場では、4月に入りリスクリバーサルが低下から上昇へ転じ、ユーロ売りリスクの後退を示している。一方、米中指標データと四半期決算が総じて市場予想以下となる場合は、米株の調整売りを警戒する。米金利は冴えない指標データに低下で反応しよう。このケースでは円高を想定する。だが、投資家のセンチメントがリスク選好にある状況を考えるならば、110円後半でサポートされよう。テクニカル面では107.50(1/4安値)を起点とした短期サポートラインの維持が焦点となろう。
尚、今週、米中指標データと四半期決算以外で注視すべきは、米国財務省が公表する半年次為替報告書および日米通商協議である。これらはドル円の一時的な下落要因として注意しておきたい。

【S&P500指数】

S&P500 米株 ボラティリティ

・ドル円は堅調地合いを維持 ユーロドルは米金利にらみの展開

週明けのドル円は堅調地合いを想定する。112.10前後でのダブルトップ形成は警戒すべきだが、米株高の維持を考えるならば、調整売りに圧されても下落幅は限定的だろう。米国市場が正常なリスク選好となれば、112.10レベルの突破を想定する。このケースでは、昨年10月高値114.54を起点とした短期レジスタンスラインのトライが次の焦点となろう。一方、反落する場合は111円台の維持が焦点である。111.12には21日MAが推移している。112.10-20にはオファーが観測されている。112.50にもオファーの観測あり。一方、111.50および111.30にはビッドの観測あり。
ユーロドルは米金利にらみの展開となろう。米金利が反発基調を維持するケースでは、21日MA(1.1275前後)までの反落を予想する。このMAを下方ブレイクしても4月2日安値1.1181を起点とした短期サポートラインを下方ブレイクしない限り、緩やかな反発基調は維持しよう。一方、米金利の上昇が抑制されるケースでは、プロジェクション50.00%の水準1.1318およびレジスタンスポイント1.1330の突破を予想する。1.1330および1.1350にはオファーが観測されている。

【ドル円チャート】

USDJPY ドル円


【ユーロドルチャート】

ユーロドル EURUSD

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IGアカデミー

無料のオンラインコースや各種ウエビナー、セミナーなど、IGが提供する豊富な学習プログラムを通じてトレードの方法を学び、トレードに関する知識を深めることができます。

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。