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外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

ユーロドルと米雇用統計

Market Summary
2日の海外外為市場は、欧州通貨を中心に米ドル買い優勢の展開となった。予想通りBoEはこの日の会合で利上げを決定。ただ、市場は織り込み済みであり且つ今後の追加利上げについては数年で数回と慎重姿勢を維持した。ポンドドルは1.31台から1.3012まで下落した。一方、1.1750レベルで上値が抑制されていたユーロドルは続落し、ついに1.16割れ。安値1.1580と前月19日以来の水準まで米ドル高が進行した。欧州通貨とは対照的に、日本円だけは対ドルで上昇する展開となった。ただ、世界的な株高トレンドが維持される状況下での円買いは限定的となり、安値111.31まで下落する局面は見られたものの、その後は111.60台を中心とした売り買い交錯相場となった。
米株は強弱まちまちながらも株高トレンドを維持した。米中貿易摩擦懸念が相場の圧迫要因となったものの、ハイテク株買いがその影響を相殺する展開に。ナスダック総合株価指数は前日比95.399ポイント高の7802.685と3日続伸した。NY原油先物9月限はイラン情勢の緊迫化が供給懸念につながり、前日比1.30ドル高の1バレル=68.96と反発。一方、NY金先物12 月限は米ドル高を受け、前日比7.5ドル安の1トロイオンス=1220.1と続落した。

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Market Analysis
2日の外為市場は、日本円以外の主要国通貨に対して米ドル高圧力が高まった。米ドル相場の方向性を示すドルインデックスでは大陽線が示現し、短期サポートラインの維持に成功。米中貿易摩擦に対する懸念が渦巻く中でのこの展開は、貿易摩擦の問題が米ドル高要因として市場で捉えられている可能性を示唆している。そうであるならば、主因は米国経済の良好なファンダメンタルズにあろう。住宅関連指標の落ち込みは気になるところだが、各種指標データでは米国経済の加速が他の主要国を凌駕していることを示している。つまり、貿易摩擦問題で世界経済が落ち込むならば、その影響は米国の後塵を拝している他国の方がより大きい、との思惑が働いていると思われる。
上記の点を示唆してるのが、域内経済が第1四半期の低迷から脱却し切れないユーロドルだろう。レンジの上限が1.1850から1.1750へ切り下がると同時に、昨日は短期トライアングルを下方ブレイクした。横ばいだったリスクリバーサルも下方に拡大しつつある点を考えるならば、今後の米指標データ次第で重要サポートポイント1.1500トライ&ブレイクの展開が想定される。これ見極める上で目先は7月米雇用統計の内容、特に賃金動向に市場関係者の注目が集まろう。市場予想は2.7%(前年同月比)。これを上回る内容ならば個人消費の拡大期待を背景に米国市場がリスク選好相場となり、外為市場では米ドル高の展開が想定される。対ユーロで米ドル高がさらに加速する場合、ドル円のサポート要因となろう。
一方、ドル円の焦点は、5月安値108.10を起点とした短期サポートラインの維持となろう。米雇用統計後に米ドル高圧力が高まればこのラインを維持しよう。一方、冴えない米雇用統計のケースでは米ドル売りの展開が想定される。だが米株が崩れない限り、下落幅は限定的となろう。短期サポートラインを一時的に下方ブレイクしても50日MA(110.71)で反転する展開を想定したい。

【チャート①:ドルインデックス】

DXY dollar index ドルインデックス

【チャート②:ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

【チャート③:ドル円】

USDJPY ドル円

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