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米株が耐えられる金利の水準を見極める局面へ

Market Summary
15日の海外外為市場は、米ドル高優勢の展開となった。米指標データとインフレ上昇観測を背景にこの日の米長期金利は一時2011年7月8日以来となる3.095%まで上昇する局面が見られた。金利の上昇を受け外為市場では米ドル高圧力が高まり、ユーロドルは大陰線が示現。1.1816まで下落する局面が見られた。一方、ドル円は日米利回り格差の拡大を背景に節目の110.00をブレイクすると、NYタイム後半に110.45まで上昇する局面が見られた。
米株は主要3指数がそろって下落した。金利の上昇が嫌気された他、個別ではホーム・デポ、キャタピラー、インテル、アルファベットそしてアマゾンといった主力株の売りも相場の重石となった。NY原油先物6月限は上昇基調を維持し、前日比0.35ドル高の1バレル=71.31と続伸。一方、NY金先物6 月限は米ドル高が意識され、前日比27.9ドル安の1トロイオンス=1290.3と3日続落。一時1288.2ドルと、昨年12月27日以来の安値を付ける局面が見られた。

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Market Analysis
「原油高→米長期金利上昇」という構図を背景に、外為市場では米ドル高地合いが加速している。ドルインデックスはリトレースメント38.20%の水準にあたる94.20を視野に入れる展開となっているが、対ユーロで米ドル高がさらに進行すれば、上記のテクニカルを突破し、2017年後半の米ドル高水準である95.15レベルを目指す可能性がある。そのユーロドルだが、目先、最大の下値焦点はフィボナッチ・プロジェクション161.80%の水準1.1820レベルの完全ブレイクとなろう。9日に続き昨日の下落もかろうじて止めた経緯がある他、同じ水準にはビッドも観測されている。1.1820の完全ブレイクとなれば1.1800ではなく、2月16日高値1.2555からのリトレースメント76.40%の水準1.1780レベルまでの下落幅拡大を警戒したい。米長期金利の上昇に独長期金利が追随できず0.70%台の水準すら突破出来ない現況を考えるならば、上述したテクニカルポイントのトライ&ブレイクを意識すべき局面にある。調整(=ユーロの買戻し)が散見されても、200日MAもしくは21日MAで上値がレジストされる展開を想定したい。
上述の構図が崩れるとしたら、その要因は株式市場にあろう。米株のボラティリティは低位で推移中だが、昨日の下落が示すとおり、今後は米株が耐えられる金利の水準を探る局面へシフトしよう。ボラティリティの動向がその水準を見極めるバロメーターとなるが、20ポイントの突破で金利上昇に対する株式市場の警戒レベルが高まり、25ポイントの突破でリスク回避相場の発生という展開を想定したい。目先、ドル円のテクニカルポイントは、昨年11月高値114.72を起点としたレジスタンスラインで変わらず。昨日はトライする局面が見られたが、ローソク足の実体ベースでの突破には失敗している。株高が崩れるならば、ドル円は短期的な調整が見られよう。一方、株高維持ならば上値トライの継続を想定したい。次のターゲットは111円だが、テクニカル面ではリトレースメント76.40%とプロジェクション50.00%が展開している111.30前後のトライが焦点となろう。


【チャート①:ドルインデックスと米株ボラティリティ】

dollar index vix vxn ドルインデックス

【チャート②:ユーロドル】

ユーロドル eurusd

【チャート③:ドル円】

USDJPY ドル円

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