GMの投資判断「買い」で開始 EVへの巨額投資評価—ウェドブッシュ
ゼネラル・モーターズ(GM)が電気自動車(EV)に巨額の投資を行うと発表したことを受け、ウェドブッシュのアナリストは同社の調査を「アウトパフォーム(買い)」の投資判断と85ドルの目標株価で開始した。
自動車大手の米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM>が電気自動車(EV)に巨額の投資を行うと発表したことを受け、ウェドブッシュのアナリストは同社の調査を「アウトパフォーム(買い)」の投資判断と85ドルの目標株価で開始した。
ウェドブッシュでGMの調査を行うのは自動車アナリストではなく、ハイテク・セクター担当アナリストであるダン・アイブス氏。EV大手の米テスラ<TSLA>の調査も同氏が実施している。
アイブス氏は8日付のリポートで、GMのメアリー・バーラ会長兼最高経営責任者(CEO)の経営は就任当初こそ問題があったが、同氏が決断したEVへの巨額の投資がGMに新たなエネルギーをもたらすとの見方を示した。
GMは6月にEVと自動運転への投資を2025年までに350億ドルに拡大すると発表した。
9日の米株式市場でGMは前日比2.70ドル(4.82%)高の58.76ドルで取引を終えた。
テスラと同等のマルチプルも
GMが今後数年の間にEV構想を証明するにつれ、投資家は同社株のマルチプル(投資尺度)について、従来の自動車メーカーとしてのものよりはむしろ、ディスラプティブ(創造的破壊をもたらす)技術、およびEVの銘柄としてのものが相当だとみなすようになるとアイブス氏は予想する。
アイブス氏はGMの22年の1株あたり利益(EPS)を7.56ドルと予想。足元の株価はこの8倍弱のマルチプルで取引されている。
目標株価である85ドルの22年の予想EPSに対するマルチプルは11倍強となる。
ちなみにテスラの株価は22年の予想EPSに対して約100倍のマルチプルで取引されている。GMはテスラと同水準のマルチプルで取引されるようになる可能性があるとアイブス氏はみる。
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