gumi、巣ごもり需要取り込みか 5~7月期決算
gumiが10日に5~7月期決算を発表する。新型コロナの感染拡大を受けた「巣ごもり」による業績への影響が注目される。2~4月期は四半期ベースで過去最高の営業利益を計上した。
スマートフォンゲームを提供するgumi<3903>が10日に2020年5~7月期連結決算を発表する。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「巣ごもり」による業績への影響が注目される。2~4月期は四半期ベースで過去最高の営業利益を計上した。
スクウェア・エニックス配信のゲーム「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争(FFBE幻影戦争)」が5~7月期も好調を維持した。同タイトルは2~4月期の好業績に貢献しており、gumiは21年4月期通期売上高への寄与を見込んでいる。
また「ファントムオブキル」や「誰ガ為のアルケミスト」などの既存のオリジナルタイトルへの投資も継続している。
gumiは期初の通期業績予想を非開示とした。既存タイトルについては配信期間が短いタイトルの売上比率の増加により短期的な売り上げ変動を合理的に見積もることが困難であること、新規タイトルについては開発期間が長期化する可能性と配信後の合理的な売り上げ予測が困難であることをそれぞれ理由に挙げている。
同業の業績好調
新型コロナウイルスがもたらした消費者の巣ごもりはスマホゲーム関連会社の業績を押し上げた。
市場調査会社のインテージが5月25日の緊急事態宣言全面解除から約1週間後に男女約800人を対象に実施したスマホゲームに関する調査によると、既存のプレイヤーの2割がコロナ禍の前よりもプレイ時間が増加したと回答。また、コロナをきっかけにプレイを始めたとの回答が3.3%あった。
gumiに先行して決算を発表した同業各社の業績はおおむね良好。同業のミクシィ<2121>の4~6月期純利益は前年同期比4.4倍、ディー・エヌ・エー<2432>の4~6月期純利益も4倍だった。
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