コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

世界を駆け巡る緩和マネー 株価は円安圧力を高めドル円をサポート 次の上値の焦点は?

今日のサマリー。世界的に株高のトレンドが加速している。出遅れ感の出ていた国や地域にまで緩和マネーが流入し始めている。株高は外為市場で円安圧力を高める要因となっている。ドル円のチャートポイントについて。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Source: Bloomberg Source: Bloomberg

緩和マネーは世界の株式市場へ

3日は、米株を含めた世界の主要な株価指数が軒並み上昇する展開となった。
年初来(2020年1月)からの動向を確認すると、世界の株式パフォーマンスを唯一上回っているのが、米株のみである。
これは、リスク選好の先導役が依然として米株であることを示している。

しかし、上昇トレンドを鮮明にしているのは米株だけではない。
3月下旬に米国サイドが大規模な財政政策と無制限緩和を導入して以降、日本株のパフォーマンスが世界のそれと連動していることがわかる。

また、4月の株高局面では冴えない動きが続いた欧州と新興国市場の株式市場も、ここ数日は急速な改善を見せている。
これら国や地域のパフォーマンスは、日米のそれらと比較すると出遅れ感が高まっていた。
しかし、5月下旬以降のラインチャートの上昇は、出遅れ感がある国や地域の株式市場にまで、緩和マネーが大量に流入している状況を示唆している。

世界の株式パフォーマンス

MSCI 株式

鮮明になってきた「株高→円安優勢vs米ドル安」の構図

世界的に株高トレンドが進行する中、外為市場では米ドルと日本円に売り圧力が高まっている。
しかし、FEDが無制限緩和を導入して以降、「米ドル安vs円安」の戦いは、円安優勢で推移する局面が見られるようになっている。
直近の動向は、このことを反映した動きである。

3日のレポート「株高を支える3つの要因とは?ドル円のチャートポイントは?」でも指摘したとおり、株高トレンドが続く限り、ドル円は堅調地合いを維持しよう。
だが、昨日の米株が軒並み上昇したにもかかわらず、ドル円は109円の再上昇に失敗した(高値108.98)。
世界的な米ドル安の圧力が円安の圧力を相殺したためだ。

「米ドル安vs円安」の戦いは、円安が優勢となってはいる。
しかし、米ドル安がその勢いを削ぐ状況は変わらない。これが、現在のドル円の構図である。

本日もこの構図(株高 → 円安優勢vs米ドル安)が続くことを想定する場合、ドル円は緩やかな上昇トレンドを描くことが予想される。
この場合、目先の焦点は109.00の突破となろう。この水準にはオファーが観測されている。
109円台へ上昇する場合、注視すべきは4月6日の戻り高値109.40レベルの攻防である。
すぐ上の水準109.52レベルがフィボナッチ・リトレースメント61.80%の水準にあたることも考えるならば、109.40-50レベルをレジスタンスゾーンとして想定しておきたい。
尚、109.30と109.50にもオファーが観測されている。

一方、下値の焦点は108円台の維持で変わらず。
この水準の維持に成功し続けるならば、レンジの下限が107.00から1円切り上がる展開を予想する。

ドル円チャート

USDJPY ドル円

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券のFXトレード

  • 英国No.1 FXプロバイダー*
  • 約100種類の通貨ペアをご用意

* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。