JDIが大幅反落、白山工場を無期限停止との報道
・当初は9月までの停止
・1年後めどに工場の存廃判断へ
13日前場の東京株式市場でジャパンディスプレイ(JDI)<6740>が大幅に反落。スマートフォン向け液晶パネルの生産拠点である白山工場(石川県)の操業停止期間を当初の9月までから無期限に延長すると13日付の日刊工業新聞が伝えたことが売り材料になっている。
前場終値は前日比3円(4.23%)安の68円。8営業日ぶりに反落した。一時、4円(5.63%)安の67円まで売られた。
記事では、1年後をめどに同工場の存廃を判断するとしている。
JDIは6月、白山工場の稼働を7月から停止すると発表した。停止期間は9月までとし、また再稼働の是非を9月までに判断するとしていた。
白山工場に勤務する約400人については、停止期間中は生産に関わる従業員を他工場に振り向けるなどの対応を行った。
1700億円を投じて建設した白山工場は3年前に完成したばかり。しかし、スマホ向けの受注減少による稼働率の低迷で、2019年3月期は747億円の減損損失を計上している。
JDI価格・出来高 60分足チャート (出所: IG証券)
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