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米債券市場、指標データそして企業決算

今週の外為市場は引き続き米債市場にらみの展開となるでしょう。その米債市場は、指標データと企業決算の内容にトレンドが左右されると予想します。ドル円とユーロドルの焦点は?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

・米債券市場、指標データそして企業決算

米中通商協議については、農産品や為替など特定分野で部分的に合意したと伝わっている。だが、正式な合意文書の署名に中国サイドが慎重姿勢を示しているとの報道もある。米中対立の核心部分である次世代ハイテクセクター分野での合意が見送られている状況も考えるならば、今度も米中対立リスクは各市場のかく乱要因として警戒すべきだろう。このリスクは米ドル買い要因である。だが、真に米ドル相場のトレンドを見極める上で重要なことは、このレポートで指摘している米債市場のトレンドパターンを常に確認することである。11日のレポート「続く米債売り 独金利の動向も注視」でも指摘したとおり、米10年債先物価格はフィボナッチ・リトレースメントの61.80%水準(129ドル台で)サポートされた。今週発表される米指標データが総じて市場予想を下回る場合は、再び警戒水準の「130-135ドル」レンジの攻防へシフトしよう。米長期金利(以下米金利)は、1.5%を視野に低下しよう。米金利の低下はドル円の上値を抑制しよう。一方、ユーロドルにとってはサポート要因となろう。
指標データ以外で米債市場の変動要因として注視すべきはQ2決算である。15日の金融セクターを皮切りに本格化する米決算発表だが、S&P500社ベースではすでに減益の予想が出ている。予想以上に下振れる内容が続く場合は「株高調整 → 米金利低下」の展開となろう。タイミング悪く米中対立再燃の報道がある場合は、米国市場のリスク回避ムードが高まることで、円やスイスフラン買い圧力が高まる一方、新興国通貨には売り圧力に直面しよう。逆に米企業決算が総じて市場予想を上回るケースでは、米株の高値圏維持を予想する。外為市場は米債券市場の動向に左右されよう。株高に米債売り(=金利上昇)で反応する場合は、米ドル買い優勢の展開を予想する。円、欧州通貨そして新興国通貨には売り圧力が高まろう。一方、株高でも米債買い(=金利低下)が続く場合は、「米ドル売り / 新興国通貨買い」を予想する。米金利の低下は欧州通貨のサポート要因となろう。円相場はクロス円がドル円をサポートする構図となろう。

【米国10年債先物価格】

The US bond price treasury 米10年債先物価格

・ドル円とユーロドルのチャートポイント

今週のドル円は106.50-109.00をコアレンジと想定。トレンドは上述した米債券市場に左右されよう。テクニカル面で考えるならば、米債券価格は上昇(=米金利は低下)へ転じる可能性がある。よって、より注視すべきは反落リスクである。目先、下値の焦点は21日MA(107.71前後)の攻防となろう。この水準を下方ブレイクする場合は、107.00トライを警戒したい。107.00をもブレイクする展開となれば、106.50を視野に下落幅の拡大を予想する。108.00、107.50レベル、107.00にはそれぞれビッドが観測されている。一方、良好な米指標データや企業決算を背景に米債売り(=金利上昇)が散見される場合は、109.00トライが最大の焦点となろう。108.90および109.00にはオファーの観測あり。
短期レジスタンスラインの突破に成功したユーロドルの焦点は、1.11トライである。持続的なユーロ買いに不可欠なのが米債買い(=米金利の低下)、良好な欧州指標データ(今日は独ZEW景況感調査の発表あり)、ブレグジットリスクの後退である。これらが意識される場合は、昨日高値1.1062の突破と1.11トライを予想する。1.1100にはオファーが観測されている。一方、上述した要因が逆に振れる場合は1.10ブレイクを予想する。テクニカル面での焦点は21日MA(1.0985前後)となろう。この水準を下方ブレイクする場合は、先週から指摘しているサポートポイント1.0940トライを予想する。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

EURUSD ユーロドル

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