LME銅が2年4カ月ぶり安値、国内非鉄株下げる
・4月高値からほぼ15%下落
・米製造業縮小も売り材料
3日のロンドン金属取引所(LME)で銅先物相場が終値ベースで2017年5月以来の安値を付けた。米中貿易摩擦が一段と激しさを増すなか、世界景気の減速による需要減少が懸念された。また、8月の米製造業の活動縮小も売り材料となった。
3カ月先物は0.18%安の1トン=5610ドルで引けた。4月17日に付けた年初来高値の6556ドルから14.5%近く下げている。
米中通商問題に関しては、1日に両国が互いに追加関税を発動し、2日に中国が米国による追加関税措置を世界貿易機関(WTO)に提訴すると発表した。9月に開催される予定の閣僚級協議の日程も引き続き調整に難航している。
また、米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した8月の製造業景況感指数は16年8月以来、3年ぶりに好不調の分かれ目とされる50を下回った。
非鉄株
銅相場の下落を受け、4日の東京株式市場で三井金属<5706>など国内の非鉄金属株が下げている。
午後1時13分現在、三井金属は前日比31円(1.37%)安の2237円で推移している。一時1.63%安の2231円まで売られた。
三菱マテリアル<5711>は27円(1.05%)安の2537円で取引されている。
銅先物 日足チャート (出所: IG証券)
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