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ジャクソンホール会議とパウエルFRBのスタンス

今週は23日にジャクソンホール会議が開催されます。各市場はパウエルFRBのスタンスに注目するでしょう。パウエル氏が将来の金融政策について言及する場合、23日以降、新たなトレンドが発生する可能性があります。詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Source:Bloomberg

Analysis Highlights

・ジャクソンホール会議とパウエルFRBのスタンス

今週最大の焦点は、23日に米ワイオミング州ジャクソンホールで開催される年次シンポジウムである(以下ジャクソンホール会議)。7月FOMCでFEDは0.25%の利下げを決定したが、その際パウエル議長は「利下げサイクル入りを意味するわけではない」と指摘。しかし、金利先物市場から算出される9月FOMCの利下げ確率を確認すると70%を超えている。国際金融市場のボラティリティが拡大した昨年10月以降、市場の動向にFEDが後追いするという状況が続いている。上記のパウエル発言と市場の利下げ予測の動向を考えるならば、そのズレは未だ解消されていない。よって、今回のジャクソンホール会議で注目すべきはパウエルFRBのスタンスである。7月FOMC時点でのスタンスを踏襲する場合、「FEDは連続利下げに消極的」と各市場で捉えられよう。金融緩和を切望している米国株式市場では調整圧力が高まることが予想される。一方、米長期金利(以下米金利)は調整の反発が散見されよう。だが、米株への調整圧力が高まるならば、上昇幅は限られよう。現時点では、1.75~1.80%でキャップされる展開を予想する。外為市場では金利の反発時に米ドル買い優勢の局面が見られよう。一方、8月に再燃した米中対立リスクを意識してパウエル議長が連続利下げの可能性について言及する場合、米国市場は「株高/金利低下」で反応しよう。このケースでは米ドル安優勢の展開を予想する。対照的にユーロや新興国通貨は対米ドルで買い優勢の展開となろう。ジャクソンホール会議以外で注視すべき材料は、各中銀(FED/ ECB/ RBA)が公表する議事要旨および米国の指標データである。

【米長期金利】

The US treasury

・ドル円とユーロドルの展望

今週、ドル円の中心レンジは105.00-107.00と想定する。目先は107.00トライの可能性を意識したい。このレベルにはオファーが観測されている他、21日MA(107.08前後)も下降中。直近の動向も考えるならば、重要なレジスタンスポイントとして意識したい。一方、米中対立に関する新たなネガティブ情報やジャクソンホール会議でFEDが連続利下げへ傾斜するという観測報道があれば、米金利の低下局面が続こう。米株の調整も同時に発生する場合、ドル円は105円台への反落を予想する。このケースでの焦点は、今月14-15日に相場をサポートした105.60レベルの維持となろう。この水準を下方ブレイクする場合は、節目の105.00を三度トライする展開を予想する。
ユーロドルは米金利にらみの展開が続こう。米金利の反発局面が散見される場合は、今月1日安値1.1025を視野に下落幅の拡大を予想する。この水準の下方ブレイクは節目の1.10トライのシグナルと捉えたい。このレベルにはビッドが観測されている。また、1.1050および1.1030にもビッドの観測あり。一方、米金利の低下局面が続く場合は、ユーロドルの反発を予想する。だが、冴えない指標データに素直にユーロ売りで反応している直近の動向を考えるならば、上昇幅はユーロ圏の指標データ次第となろう。21日MA(1.1148前後)が最初の上値ターゲットだが、短期レジスタンスラインをローソク足の実体ベースで突破しない限り、常に反落リスクを警戒したい。1.1180から1.1200にかけては断続的にオファーが観測されている。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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