ブラックロック・ジャパンがスルガ銀行株5%超を保有していることが明らかになった。
資産運用会社ブラックロックの日本法人ブラックロック・ジャパンが、スルガ銀行株5.06%を保有していることが19日明らかになった。
ブラックロック・ジャパンが同日、大量保有報告書（5％ルール報告書）を関東財務局に提出した。保有目的は純投資としている。
スルガ銀行は9月7日にシェアハウス不正融資などに関する第三者委員会の調査報告書を発表。その後、金融庁が今月5日に新規の投資用不動産融資と一部の住宅ローンを6カ月間停止する命令を出している。
ブラックロックは3月6日にスルガ銀行株を新規保有した後、その一部を9月6日に売却。保有割合を5.04％からおよそ半分の2.82％に引き下げていた。
東京株式市場でスルガ銀行は9月14日に478円の年初来安値を付けた後、反発。10月19日の終値は516円。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は先週、スルガ銀行の目標株価を610円とし、630円から引き下げている。
ブラックロックは運用資産残高約700兆円の世界最大の資産運用会社。
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