8日後場の株式市場で経営統合を決めたユーシンとミネベアミツミの株価がともに高い。ユーシンは一時13.5％高。TOB価格にサヤ寄せした。
8日後場の東京株式市場で経営統合を決めたユーシンとミネベアミツミの株価がともに高い。ミネベアミツミは前日の取引終了後、ユーシン株を株式公開買い付け（TOB）で取得することを明らかにしている。全株式を326億円で買い取る計画。
ユーシンはTOB価格の985円にサヤ寄せする格好。一時13.5％高の984円を付け、年初来高値を更新した。午後2時35分頃の株価は前日比112円（12.92％）高の979円。
ミネベアミツミも統合による相乗効果への期待を背景に買い優勢で推移。前場で1938円まで上昇した。午後2時35分頃の株価は前日比64円（3.74％）高の1773円。
極小ベアリング大手のミネベアミツミは、自動車ドア関連部品メーカーのユーシンの買収により、自動車向けの売上高が3000億円規模に拡大する。経営統合後の連結売上高は1兆円超になる。
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