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イラン情勢と欧州通貨について

外為市場をはじめとした各マーケットは引き続きイラン情勢次第でトレンドが左右されるでしょう。今後はイランの出方と中国のスタンスが焦点となるでしょう。また、欧州通貨の動向にも注視する必要があります。詳細はマーケットレポートにて。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

イラン情勢の動向に左右される外為市場

6日の外為市場は円売り優勢の展開となった。中東リスクは意識されつつも、この日は米株が反発したことでひとまずリスク回避圧力は後退。株式の反発に追随し米長期金利(以下米金利)も小幅ながら反発したことで、ドル円は108円ミドルまで上昇する局面が見られた。円相場とは対照的に、この日の新興国通貨は対米ドルで上昇した。米株の反発、米金利の抑制状態、そしてイラン情勢に新たな進展が見られなかったことが新興国通貨のサポート要因となった。今月3日以降のイラン情勢に対する外為市場の反応を考えるならば、イラン情勢に新たな動き-イランの報復や米国の反撃等-があれば日本円と米ドルが選好されよう。ドル円の動向を考えるならば、円買い圧力が米ドル買い圧力を凌駕しよう。対照的に最も売り圧力が高まり易い通貨は新興国通貨とオセアニア通貨となろう。イラン情勢に新たな展開が見られない場合は、逆の展開(=日本円と米ドル売り / 新興国通貨とオセアニア通貨買い)を予想する。だが、後者のシナリオについては、米株高と米金利の抑制状態の継続が前提となる。

底堅い欧州通貨

欧州通貨は底堅い展開となっている。昨日はPMI指数(サービス部門)が市場予想を上回ったことが欧州通貨をサポートしたとの指摘があった。だが、昨年10月以降、売り買いが交錯しながらも徐々に下値の水準が切り上がっている状況を考えるならば、欧州通貨上昇の根底にあるのは米金融当局による資金供給の影響と考えられる。米金利の上昇幅が抑制されている状況で、今年6月まで米ドル資金が供給され続けることを考えるならば、今年前半、米ドル相場の上昇幅は抑制される可能性が高い。欧州通貨は米ドル売り(=米ドルの資金供給)を土台とし、調整を挟みながら緩やかな上昇トレンドを描く可能性が現時点では高い。
ユーロドルの上値の焦点は、昨年1月10日高値1.1570を起点とした短期レジスタンスラインのトライとなろう。このラインは今日現在1.1230レベルで推移している。また、このラインはトライアングルの上限でもある。一方、ポンドドルの上値の焦点は1.3280レベルの攻防である。この水準の突破に成功する場合は、1.33台への攻防シフトを予想する。
米ドル売り圧力が高まり易い状況の中、米ドル買い要因として注視すべきは米中対立リスクである。このリスクを再燃させる要因として注視すべきは、米中貿易交渉(フェーズ2交渉)が再び膠着状態に陥ること、そしてイラン情勢に対する中国のスタンスである。目先は後者が焦点となろう。中国が現在推進している巨大経済圏構想「一帯一路」にとってイランは重要な沿線国として位置づけられている。モンゴル帝国時代の円環経済ネットワークを土台に一帯一路構想が練られていることを考えるならば、中国はイランをサポートするだろう。今後、米国対中国・イラン連合の構図が鮮明となれば、中東情勢の不安定な状況が長期化しよう。中東情勢の混迷は原油価格の高止まりと株式市場の不安定化要因となろう。結果、外為市場では有事の米ドル買い圧力が高まろう。

ユーロドルのチャートポイント

EURUSD ユーロドル テクニカル


ポンドドルのチャートポイント

GBPUSD ポンドドル テクニカル

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