ドコモの4~6月期は1.5%増益 21年3月期は減収増益へ
ドコモの4~6月期決算は純利益が前年比1.5%増の1952億円、営業収益は5.3%減の1兆981億円。21年3月期業績見通しについては減収増益になりそうだと発表した。
NTTドコモ<9437>が3日午後3時に発表した2020年4~6月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期比1.5%増の1952億円、売上高に相当する営業収益は5.3%減の1兆981億円だった。
経常利益は0.7%減の2834億円で営業利益は0.7%増の2805億円。市場の経常利益予想は2457億円だった。
あわせてドコモは新型コロナウイルス感染症の影響により期初に非開示とした21年3月期通期の純利益予想について2.2%増の6050億円を見込むと発表。営業収益は前期比1.8%減の4兆5700億円と予想した。
経常利益は1.8%増の8840億円、営業利益は2.9%増の8800億円を見込んでいる。
営業収益の減少見通しについて、新型コロナの感染拡大による国際ローミング収入減や、端末機器販売の収入減を理由に挙げた。ただ、スマートライフ領域で増収を見込む。
一方、端末機器販売減を受けた端末機器原価の減少やコスト効率化により営業費用の減少が見込まれる結果、営業利益は増加が予想されるという。
年間配当予想は125円(前期は120円)とし、従来予想から5円積み増した。
ドコモの3日の東証終値は前日比41.5円(1.43%)高の2949円。その後、私設取引システム(PTS)で3000円を付けている。
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