タイ中銀、政策金利据え置き 1.75%
・全会一致で決定
・市場予想に沿った内容
タイ中銀は8日の金融政策委員会で、政策金利(翌日物レポ金利)を年1.75%に据え置くことを決めた。据え置きは3会合連続。金融政策は引き続き緩和的との見方を示した。
据え置きは全会一致で決まった。また、市場でも据え置きが広く予想されていた。
中銀は昨年12月の政策委で政策金利を0.25%引き上げ、年1.75%にすることを決めた。長期にわたる金融緩和がもたらす不動産バブルなどのリスクの回避を目的に2011年以来、7年4カ月ぶりの利上げに踏み切った。
前回の3月の政策委では2019年の実質国内総生産(GDP)伸び率の見通しを前年比4.0%から3.9%に下方修正。米中貿易摩擦の影響などによる輸出の減速を主因に挙げ、緩和的な金融政策を続ける判断を示した。
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