ベゾス氏がアマゾンの筆頭株主維持、離婚調停成立 夫人は3位株主に
・夫人に株式約3兆9700億円
・ベゾス氏の議決権は現状を維持
米アマゾン・ドット・コム<AMZN>のジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が、離婚調停の成立後も筆頭株主に残ることが明らかになった。同氏は1月にマッケンジー夫人との離婚を公表していた。
米証券取引委員会(SEC)への届出書とアマゾンの発表によると、約16%のアマゾン株を保有しているベゾス氏は調停の結果、持ち株の4分の1を夫人に譲り、議決権は現状を維持する。この結果、ベゾス氏は12%を保有する筆頭株主として、今後も最大の支配権を持つことになる。
一方、マッケンジー夫人は、ベゾス氏と資産運用会社バンガード・グループに次ぐ、アマゾンの3位株主になる見通し。手にする資産は4日の時価総額で計算すると推定356億ドル(約3兆9700億円)。
アマゾンが本拠を置き、夫妻が暮らす米ワシントン州には、離婚の場合は財産を折半するとの法律があることから、離婚に伴いベゾス氏の保有株の半分が夫人に分与されると一部は予測していた。
ワシントン・ポスト紙と宇宙開発ベンチャーのブルーオリジンを経営するベゾス氏は、これらの経営権を維持する。
夫妻は財産分与と離婚の手続きを90日以内に済ませる。
4日の米株式市場でアマゾン株はこのニュースが伝わった後、一時前日比0.9%安となったが、引けにかけて値を戻した。終値は0.1%安の1818.86ドル。
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