ボーイング737MAX、EUも運航停止 ANAは購入予定に変更なし
・米・カナダ当局は引き続き運航容認
・ボーイング株、6.15%安
米ボーイングの新鋭小型機「737MAX8」がエチオピアで墜落した事故を受けて、同型機の運航を停止する動きが各国に広がっている。こうしたなか、国内で導入を予定しているANAホールディングス<9202> は、現時点で計画に変更はないと表明した。
欧州航空安全機関(EASA)は12日、「737MAX」の運航を欧州連合(EU)域内で停止すると発表した。適用は日本時間13日午前4時。
これに先立ち、英仏独などの当局は個別に運航停止を決定していた。
中東でもトルコの航空会社ターキッシュエアラインズが13日から同型機を外すと表明し、さらにアラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、オマーンも自国での同型機の運航を禁止したと報じられた。
アジア太平洋では中国とインドネシアが一足先に同型機の運航を停止し、シンガポール、マレーシア、オーストラリアもこれに追随している。
一方、米連邦航空局(FAA)は11日、737MAXは引き続き運航要件を満たしているとの判断を示した。また、カナダの当局も引き続き、同型機の運航を認めている。
ANA、30機導入へ
日本ではANAが21年以降に737MAX8を30機を導入する予定。ANAは発注計画の変更などについて現時点で決まったものはないとしている。
13日の東京株式市場でANAは午前9時47分現在、前日比49円(1.21%)安の3997円で取引されている。
12日の米株式市場でボーイング<BA>は大幅続落。前日比24.60ドル(6.15%)安の375.41ドルで取引を終えた。
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