ユーロドルの見通しとテクニカルポイント
ユーロドルはレジタンスポイントの1.0750レベルを突破してきた。目先はFOMCイベントの動向で上下に大きく振れる展開が予想される。注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。
※FOMCの焦点と外為市場の展望についてはこちらのレポートを参照
※ドル円の見通しについてはこちらのレポートを参照
1.08の突破と維持
ユーロドル(EURUSD)は100日MA(1.0595レベル)でサポートされ、レジスタンスの1.0750レベルを突破してきた。MACDは地合いの強さを示唆する動きとなっている。反発ムードがさらに高まっているタイミングでFOMCイベントが米ドル売りの要因となれば、レジタンスポイントとして意識されている1.08レベルを突破することが予想される。
ユーロドルが1.08の突破に成功する場合、注目したいのが1.08レベルの “サポート転換” である。これが確認される場合、ユーロドルは1.09を視野に上昇幅の拡大が予想される。テクニカルの面では、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準1.0910レベルの攻防となるかどうか?この点に注目したい。
一方、FOMCイベントが米ドル買いの要因となる場合は、50日MA(1.0727レベル)の攻防に注目したい。ユーロドルが下落してもこの移動平均線で相場が反転する場合は、地合いの強さを市場参加者に印象付けよう。
ユーロドルが50日MAを難なく下方ブレイクする場合は、100日MA(1.0595レベル)を視野に下落幅の拡大を意識したい。21日MA(1.0636レベル)の下方ブレイクは、100日MAをトライするシグナルと想定しておきたい。
ユーロドルのチャート
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