ドル円の見通しとテクニカルポイント
ドル円のトレンドは、パウエルFRB議長の言動と政策金利の見通し(ドットプロット)に左右されるだろう。注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。
※FOMCの焦点と外為市場の展望についてはこちらのレポートを参照
※ユーロドルの見通しについてはこちらのレポートを参照
焦点は50日MAの攻防
イエレン米財務長官は21日、アメリカ銀行協会のイベントで講演し、中小規模の金融機関の破綻が連鎖する可能性がある場合は、全額保護の措置を講じる用意があると述べた。この発言を受け金融システム不安が一服し、21日の外為市場は円安優勢となった。
ドル円(USDJPY)は円安にサポートされ132円台へと反発した。しかし、50日MA(132.52レベル)で戻りが止めらた。今月20日の相場でも50日MAが意識されたことを考えるならば、現在のドル円は、“50日MAのレジスタンス転換” が焦点となっている。
FOMCイベントが米ドル買いの要因となる場合、ドル円は50日MAを日足ローソク足の実体ベースで完全に突破するだろう。このケースでは21日MA(134.80レベル)を上限と想定し、戻り高値の水準を見極めることが焦点となろう。まずは、17日の大陰線の高値133.66レベルをトライするかどうか?この点に注目したい。
一方、FOMCイベントが米ドル売りの要因となる場合は、50日MAがレジスタンスへ転換することが予想される。このケースでは、下で述べる水準での攻防に注目したい。
下落局面での焦点は130円台の維持
FOMCイベントを受けてドル円(USDJPY)が下落する場合、焦点は130円台の維持となろう。テクニカルの面ではフィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準130.40レベルの攻防に注目したい。2月上旬に続き、今月20日の下落局面でもこのテクニカルポイントが意識され相場が反発した。
ドル円が76.4%の水準を下方ブレイクする場合は、節目の130.00をトライするシグナルと想定しておきたい。
ドル円のチャート
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