コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

【ポンドドル (GBPUSD)】今日の見通しとチャートポイント

今日は英国の消費者物価指数(10月, CPI)が発表される。予想ではインフレが鈍化する見通しとなっている。米ドル安の圧力が高まるなか、ポンドドル(GBPUSD)の見通しは?注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

※今日のドル円の分析記事については、こちらをご覧ください


サマリー

・ポンドドルは75日線を突破し、上昇のムードが高まっている
・今日は、英国のCPIと米国の小売売上高が相場の変動要因となろう
・目先、注目しておきたい上下のチャートポイントについて


75日線を突破し上値トライのムードが高まるポンドドル

10月の米消費者物価指数(CPI)は、インフレが鈍化の傾向にあることを示した。米債市場では長期ゾーンの利回りが低下し、外為市場では米ドル安が進行した。

米ドル安にサポートされ、ポンドドル(GBP/USD)はレジスタンスのラインとして意識された経緯のある75日線(今日現在1.2398レベル)を大陽線で一気に上方ブレイクした。

一時、1.25台へ到達した状況やモメンタム(上昇)の勢いが増していることも考えるならば、今日の焦点は、レジスタンスの水準へ転換する可能性のある1.2550レベルのトライおよびブレイクアウトとなろう(下のチャートを参照)。

ポンドドルが1.2550レベルをも難なく上方ブレイクする場合は、7月高値と10月安値の半値戻しの水準1.2590レベルの攻防が焦点となろう。

ポンドドルがこのテクニカルポイント(1.2590レベル)をも突破する場合は、1.26台への攻防シフトを想定しておきたい。

ポンドドルのチャート:日足 23年6月以降

ポンドドルのチャート:日足 23年6月以降 TradingViewが提供するチャートで作成

今日の変動要因は英国の消費者物価指数(CPI)と米国の小売売上高

本日は、10月の英国消費者物価指数(CPI)が発表される。

市場予想を確認すると、米国と同じくインフレが鈍化する見通しとなっている(下のチャートを参照)。予想どおりにインフレの鈍化傾向が示される場合は、ポンド売り優勢の展開が予想される。

しかし、米ドル安の圧力が高まっている状況を考えるならば、ポンドドル(GBP/USD)が反落しても75日線がサポートラインとして意識される可能性を意識しておきたい。

一方、10月の英CPIでインフレ圧力の根強さが確認される場合は、ポンド買い優勢の展開を想定しておきたい。このケースでは、上で述べた1.2550レベルのトライおよび上方ブレイクが最初の焦点となろう。

半値戻しの水準1.2590レベルをも突破し、ポンドドルが1.26台の攻防へシフトする場合は、さらなる上値トライのムードが高まるだろう。

英国 消費者物価指数(CPI)の動向:月次 22年10月以降

英国 消費者物価指数(CPI)の動向:月次 22年10月以降 ブルームバーグのデータで作成 / 赤バーチャート・ドット:10月の市場予想


今日は10月の米小売売上高が発表される。今年の4月以降、米国の個人消費は底堅さを維持してきた。しかし10月は、その勢いが減速する見通しとなっている。

米国 小売売上高の動向:月次 22年10月以降

米国 小売売上高の動向:月次 22年10月以降 ブルームバーグのデータで作成


上で述べた10月の英CPIでインフレ圧力の根強さが確認されると同時に、米国の小売売上高で個人消費の勢いが減速していることが示される場合は、ポンド買いと米ドル売りが重なることで、ポンドドル(GBP/USD)の上昇幅が拡大することが予想される。

このケースでは、上で述べた1.26台への上昇と1.27台を視野に上昇幅が拡大する展開を想定しておきたい。

一方、10月の英CPIでインフレの鈍化傾向が確認される一方、米国の小売売上高が予想外に個人消費の底堅さを示す場合は、ポンドドルの下落を想定しておきたい。

このケースでは、ポンド売りと米ドルの買い戻しが重なることになる。ゆえに、上で述べた75日線を下方ブレイクする展開を想定しておきたい。

ポンドドルが75日線を完全に下方ブレイクする場合は、昨日高安のフィボナッチ・リトレースメントでの攻防に注目したい(下のチャートを参照)。

なお、半値戻しの水準は75日線が推移しているレベルと重なる。ポンドドルの反落局面では、やはり75日線の攻防が重要な焦点となろう。

ポンドドルのチャート:15分足 14日以降

ポンドドルのチャート:15分足 14日以降 TradingViewが提供するチャートで作成

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券のFXトレード

  • 英国No.1 FXプロバイダー*
  • 約100種類の通貨ペアをご用意

* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。