【ドル円】今週の見通しとテクニカル分析について
今週のドル円は、リスク選好相場による「米ドル安対円安」の戦いを想定しておきたい。テクニカルの面での注目ポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。
※今週の見通しと米ドル相場の焦点についてはこちらのレポートを参照
※ユーロドルの見通しについてはこちらのレポートを参照
今週のドル円(USDJPY)は、リスク選好相場による「米ドル安対円安」の戦いを想定しておきたい。
直近のドル円は反発ムードにある。一方、リスクリバーサルの推移を確認すると、1ヶ月(1M)と3ヶ月(3M)はともにドル・プット優勢の状況が続いている。
ドル円とリスクリバーサルのチャート
テクニカルの面では50日MA(132.97レベル)と133.00の水準を完全に突破し、かつこれらの水準で “サポート転換” のムードが見られる。また、MACDではゴールデンクロスが示現している。
「インフレの鈍化→金利の低下」による米ドル安はドル円の上昇を抑制する要因である。しかし先週の後半以降、円相場全体でリスク選好による円安の圧力が高まっている状況も考えるならば、今はトレンドフォローを重視する局面にある。
ドル円の上昇局面で注目したいのが、100日MA(133.80レベル)の攻防である。ドル円がこの移動平均線を難なく突破する場合は、3月中旬にレジスタンスへ転換したことが確認されている135.00レベルを視野に上昇幅の拡大を想定しておきたい。
一方、ドル円の下落局面-例えば上で述べた100日MAのトライに失敗続けてることで反落ムードが高まる場合は、上で述べた50日MAまたは133.00レベルの “サポート転換” の確認が焦点となろう。これらの水準がサポートの転換に失敗する場合、ドル円は短期サポートラインを視野に下落幅の拡大を警戒したい。このラインは今日現在、131.00レベルで推移している。
短期サポートラインの下方ブレイクは、フィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準130.40レベルをトライするシグナルと想定しておきたい。
ドル円のチャート
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。