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ドル円 (USDJPY):今日の見通しとチャートポイント

日米金融政策スタンスの違いとそれに伴う日米利回り格差の拡大傾向が、根強くドル円を下支えしている。「ジャクソンホール会議」で今後も日米金融政策スタンスの違いが意識され続けるとの思惑が高まる場合は、ドル円のサポート要因となろう。今日の見通しは?上下のチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。

出所:ブルームバーグ 出所:ブルームバーグ

※ユーロドルの見通しとチャートポイントについてはこちらをご覧ください


サマリー

・24日の反発は、市場参加者にドル円の底堅さを印象付けた
・日米金融政策スタンスの差がドル円の底堅さを支えている
・ドル円の上昇幅が拡大する場合は、146.56レベルのブレイクアウトが焦点に
・一方、ドル円が反落する場合は、144円ミドルの攻防に注目したい


底堅さを維持するドル円

24日のドル円(USD/JPY)は、「米金利の反発→米ドル買い」にサポートされ、146円手前まで急反発した(高値145.96レベル)。そして今日の東京時間にドル円は、146円台へ再上昇する局面が見られた。

ドル円の底堅さを支えているのが、日米利回り格差の動向である。この点について、年初来からのドル円と日米利回り格差の動向をラインチャートで確認すると、4月以降、日米利回り格差の拡大傾向とドル円の上昇トレンドが一致していることか分かる。

昨日は米金利の反発を受けこの格差が再び拡大し、ドル円をサポートした(下チャートの赤ゾーンを参照)。

ドル円と日米利回り格差のチャート:日足 年初来



今日のドル円は、こちらのレポートで取り上げた「ジャクソンホール会議」でのパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演内容で上下に振れる展開が予想される。植田日銀総裁も討論会などで発言の機会があると思われる。

両中銀総裁がこれまでの姿勢-パウエルFRB議長がインフレ抑制重視と必要であれば追加利上げを行う姿勢、植田日銀総裁が金融緩和政策を維持する姿勢-を踏襲する場合は、日米金融政策スタンスの違い(差)を意識したドル円の上昇が予想される。


新たなサポート水準は144円ミドル

23日の145.00ブレイクについて筆者は、さらに下値をトライするシグナルと想定していた。しかし昨日の急反発は、ドル円の地合いの強さを示した。

昨日の動きを受け、ドル円の新たなサポート水準の候補として浮上してきたのが「144円ミドル」である。

8月11日以降、ドル円はこの水準付近でサポートされる状況が確認されている。昨日は144.54レベル(IG為替レート中値)でサポートされた。

テクニカルの面では、144.62レベルが直近高安の38.2%戻しの水準にあたる。ゆえに今後ドル円が反落す場合は144円ミドル、具体的には「144.40-60ゾーン」の攻防が目先の焦点となろう。

このゾーンで相場の反転が続く場合は、レジスタンスとして意識されている146円ミドルのトライおよびブレイクアウトの可能性を意識する状況が続くと予想する。

ドル円のチャート:4時間足 8月以降

ドル円のチャート:4時間足 8月以降 TradingView提供のチャートで作成

146円ミドルのブレイクアウト

日足チャートでドル円(USD/JPY)の動向を確認すると、10日MA(今日現在145.72レベル)を難なく上方ブレイクしていることが分かる。大陽線でブレイクした地合いの強さを今日も維持する場合、ドル円の焦点はレジスタンスの水準として意識されている146円ミドルの攻防となろう。

直近のドル円の上昇は、146.40レベルで止められた経緯がある。よって、この水準(146.40)の上方ブレイクは、今月17日の高値146.56レベルをトライするシグナルと想定しておきたい。

ドル円が146.56レベルを完全に突破してくる場合は、147.00レベルを視野に上昇幅の拡大が予想される。このケースでは、N計算値の水準147.34レベルのトライとなるかどうか?この点に注目したい。

一方、ドル円が反落する場合は、10日MAの “サポートへ転換” の確認が最初の焦点となろう。

ドル円が10日MAを再び下方ブレイクする場合は、上で述べた144円ミドルの攻防に注目したい。

ドル円がこの水準(144円ミドルのゾーン)をも難なく下方ブレイクする場合は、21日MAの攻防が次の焦点として浮上しよう。この移動平均線は今日現在、144.29レベルで推移している。

ドル円のチャート:日足 23年6月下旬以降

ドル円のチャート:日足 23年6月下旬以降 TradingView提供のチャートで作成

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