ユーロ円、今日の見通しとチャートポイント
根強い円安の圧力を受け、ユーロ円は上値をトライする状況が続いている。目先の見通しは?注目しておきたいチャートポイントは?詳細はIG為替レポートをご覧ください。
※今日のドル円の見通しとチャート分析についてはこちらのレポートをご覧ください
サマリー
・今週に入り円安優勢の状況が続いている
・根強い円安を受けユーロ円は上値をトライする状況にある
・目先の焦点は重要レジスタンスポイント158.00レベルの突破となろう
・アセンディング・トライアングルの形成はさらなる上値トライのシグナルに
158.00レベルの突破
ドル円(USD/JPY)の上昇に追随し、ユーロ円(EURJPY)も上値をトライする状況が続いている。昨日のユーロ円は、高値157.90レベルまで上昇する局面が見られた。
テクニカルの面では、21日MAでサポートされる状況にある。その21日MAは上向きの基調へ転じ、かつMACDではゴールデンクロスが示現しつつあり、いずれもユーロ円の地合いの強さを示唆している。
そして、こちらのレポートで述べたとおり、現在の外為市場では円安の圧力が根強い。この状況も考えるならば目先のユーロ円の焦点は、6月の下旬以降、強固なレジスタンスの水準として意識されている158.00レベルの突破となろう。
アセンディング・トライアングルのパターン形成
ユーロ円(EURJPY)の158.00レベルの突破は、アセンディング・トライアングルのパターン形成の意味を持つ。この観点でも、158.00レベルの攻防は極めて重要な焦点である。
このパターン形成が確認される場合は、ユーロ円がさらに上値をトライするシグナルとなろう。実際、158.00レベルのブレイクアウト後にユーロ円の上昇幅が拡大する場合は、1円レンジで新たなレジスタンスの水準を探っていきたい。
また、ドル円(USD/JPY)の144.00レベルの攻防と同じく、158.00レベルがレジスタンスからサポートの水準へ転換するかどうか?この点も確認したい。
この状況(158.00レベルのサポート転換)が発生する場合は、市場参加者にユーロ円の地合いの強さを印象づけるだろう。
ユーロ円のチャート:日足 23年3月以降
反落局面では21日MAの維持が焦点に
一方、ユーロ円(EURJPY)が158.00レベルの突破に失敗する場合は、調整の反落相場を想定しておきたい。
このケースでは、上で述べた21日MAの維持が焦点となろう。このMAは今日現在、156.20レベルで推移している(上の日足チャートを参照)。
ユーロ円が21日MAで反転する場合は、158.00レベルを視野に入れた攻防が続くことを予想する。
ユーロ円が21日MAをトライするシグナルとして目先は、直近高安のフィボナッチ・リトレースメントの各水準での攻防に注目したい。特に38.2%戻しの水準157.30レベルやその下の157.20レベルはサポートの水準として意識された経緯がある。61.8%の水準156.93レベルでも同様の状況が確認されている。
ユーロ円のチャート:1時間足 8月7日以降
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
IG証券のFXトレード
- 英国No.1 FXプロバイダー*
- 約100種類の通貨ペアをご用意
* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。