コンテンツにスキップする

外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません 外国為替証拠金(FX)及びCFD取引はレバレッジ取引であり、元本や利益が保証されていません

4月のレビューと5月の焦点

4月はリスク選好相場の1ヶ月でした。そして米ドル安圧力が徐々に鮮明となった月でもありました。5月もこの状況が続くかどうか?いくつかの焦点があります。詳細はマーケットレポートにて。

Source: Bloomberg Source: Bloomberg

4月の高パフォーマンス通貨

4月は株高の月となった。そして外為市場ではリスク選好下での米ドル安という新たなトレンドが発生した。この恩恵を受けたのが豪ドルとアジア通貨だった。4月の騰落率を確認すると、豪ドルは対米ドルで6%以上上昇した。同じオセアニア通貨であるNZドルの上昇率が2.86%であったことを考えるならば、先進国通貨の中ではダントツの好パフォーマンスである。一方、アジア通貨ではインドルピー以外、対米ドルでプラス圏を維持した。特にインドネシアルピアの上昇が目立った(上昇率:9.35%)。好パフォーマンスの背景にあったのが、同国債券市場への資金流入期待だった。
これら通貨高に共通することは、3月下旬に底打ち感が出始め、4月に入ってから上昇圧力が高まっていることである。この時期に何があったのか?それは米国による大規模な財政政策と金融緩和強化策の同時投入である。これら政策期待が、上述した通貨高の土台となっていることは間違いない。この土台の上に、地理的に近く故に経済の結びつきが強い中国の社会活動再開というポジティブ要因が加わったことで、豪ドルとアジア通貨は対米ドルで堅調地合いを維持できたと考えられる。

4月の好パフォーマンス通貨(対米ドル)

Asian currency アジア通貨 豪ドル インドネシアルピア

低下する米株のボラティリティ

5月も豪ドルやアジア通貨は堅調地合いを維持できるのか?それは株式動向次第である。特に注視すべきは米株の動向だが、ベンチマークとなるS&P500 指数のボラティリティ(20日間の標準偏差を年率換算した値)は、ついに30%台へと低下してきた。30%の水準を明確に下回る場合、2017年から2019年の定常状態へ戻ることになる。この状況は、米株が現在の反発相場から上昇相場へシフトするシグナルとなり得る。米株が上昇相場へ回帰するならば、調整を挟みながらも上記の通貨は対米ドルで堅調地合いを維持しよう。
また、リスク選好相場では日本円にも売り圧力がかかり続けよう。よって、これら通貨は対円でも堅調地合いを維持するだろう。

米株の動向

S&P500 米株 ボラティリティ

リスク要因は実体経済と株高のかい離

5月のリスク回避要因として意識しておきたいのは、低迷する実体経済と株高とのかい離である。今日以降、4月の米指標データが順次発表される。市場予想以上に実体経済の落ち込みが確認されるならば、政策相場から上昇相場ではなく、現実相場へシフトする可能性が出てくる。また、実体経済への悪影響として、米国内の経済再開に伴う新型コロナ第2派にも注視すべきだろう。感染者数は確かに頭打ちである。しかし、未だ2万~3万人のレンジ内で推移しており、ピークアウトしたと判断するのはまだ早い。経済活動の再開により再び感染が拡大する場合、冴えない指標データ以上にリスク回避圧力を高めることになろう。そうなれば、外為市場では米ドル高圧力が高まり、豪ドルとアジア通貨は一転して下落圧力が高まろう。

米国の感染者数推移

新型コロナウイルス 感染者数 covid-19 usa

本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

IG証券のFXトレード

  • 英国No.1 FXプロバイダー*
  • 約100種類の通貨ペアをご用意

* 英国内でのCFDまたはレバレッジ・デリバティブ取引(英国でのみ提供)での取引実績において、FX各社をメイン口座、セカンダリー口座として使用している顧客の割合でIGがトップ(Investment Trends UKレバレッジ取引レポート 2022年6月)

リアルタイムレート

  • FX
  • 株式CFD
  • 株価指数CFD

※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。

モーニングメール

ストラテジストによる「本日の予想レンジとトレンド」を毎朝※無料でお届け中! ※メール送信は基本的に月~金の平日を予定しておりますが、ストラテジストの都合により予告なく送信を行わない日がございますので、予めご了承ください

弊社の個人情報保護方針・アクセスポリシーにご同意の上、申し込みください。

こちらのコンテンツもお勧めです

IG証券はお取引に際してお客様がご負担になるコストについて明確な情報を提供しています。

FX/バイナリーオプション/CFDのリーディングカンパニー。IG証券について詳しくはこちら

その日の重要な経済イベントが一目でわかるカレンダー。「予想値」、「前回値」、「発表結果」データの提供に加え、国名や影響度によるイベントのスクリーニング機能も搭載。