S&P500指数、1年後は3800に ワクチンの年内承認見込む─ゴールドマン
ゴールドマンはS&P500指数の見通しを引き上げ、今後1年で3800まで上昇すると予想した。コロナワクチン候補の少なくとも1つが年内に承認される可能性があるとみている。
ゴールドマン・サックスはS&P500種株価指数の見通しを引き上げ、今後1年間で3800まで上昇すると予想した。新型コロナウイルス感染症向けワクチン候補の少なくとも1つが年内に承認される可能性があるという。
ゴールドマンの米株ストラテジスト、デービッド・コスティン氏は14日付のリポートで、2021年の米経済成長率は6.4%になるとの見方を示した。
コスティン氏はまた、S&P500指数の今年末の水準について従来の3000から3600に20%上方修正した。
S&P500指数構成企業の利益は、売上高の急回復と利益率の伸びにより押し上げられるとし、景気の回復と投資家信頼感の高まりがその背景にあると同氏は指摘する。
さらに「今後、株式のリスクプレミアム低下が債券利回りの上昇を上回るだろう。コンセンサスを上回るわれわれの1株あたり利益予想をこれに合わせて分析すれば、S&P500指数は年末までに(さらに7%高い)3600へと上昇する」との見方を示した。
米大統領選はリスク要因の1つ
11月の米大統領選は同氏の予想にとって引き続き重大なリスクの1つという。バイデン氏が勝利した場合、法人税が引き上げられる可能性があるためだ。
しかし、より重要なのは新型コロナウイルスであり、「ワクチン登場のタイミングとパンデミックからの回復の軌道がわれわれの予想にとっての最大のリスクになる」とした。
S&P500指数の14日終値は3372.85、週明け17日の終値は3381.99。終値ベースの過去最高値は2月19日の3386.15。
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